映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝

のび太と緑の巨人伝、観たよ。
かなりつまらなかった。
これをドラえもんでやる意味が分からない。
宮崎さんに任せておけば良いんじゃないか、と。


不満点はいくらでもある。
ストーリーの流れが分かりにくい。
テンポが悪い、説教臭い。


たしかに、映画ドラえもんにはメッセージ性があると思う。
ただ、それを最前面に出してしまってはお腹いっぱい。
冒険も自分の意志ではなく、何かに導かれているような感じです。
約2時間の長丁場、なんかスッキリしないままクライマックスへ。


ただ、ぐっときたのはキー坊との別れのシーン。
原案となった「さらばキー坊」の最後にも別れのシーンがある。
今回の映画を経てのび太とキー坊とで育まれた友情が、感動を呼んだのだろうか。
違うと思う。


キー坊は「のび太と雲の王国」で成長した姿を見せている。
「雲の王国」でのキー坊は非常に重要な役割を担っている。
この別れが、雲の王国につながるのかと思ったからこその感動だったように思う。


結局、この映画に対する感動っていうのは、新しく作られた部分に対するものではなくて、
F先生が作ったものの偉大さに対するものなのだろう。
そう思うと、なんだかがっかりだ。